合気道参段 受験課題                                        2017.3.26

 

 合気道の稽古で得たもの

 

 諏訪道場  田中  勇

 

私が合気道を始めて約八年が過ぎました。ここまで無事に稽古に励んでこれたのも、諏訪先生のご指導を始め道場の皆様と、そして私の家族の理解があったお陰と大変感謝しております。

 

 そして合気道の稽古を通じて得たものは2つあります。

 

 

まず、1つ目は、誰に対しても誠実であれとゆう事です。

 

合気道の稽古を行う際に必ずお互いに礼をします。始める時には、お願いします。終わった時には、ありがとうございました。これは有段者であれ道場の中では格差がありません。お互いが誠実に接し、稽古を行います。

 

これは社会でも同じです。自分を取り巻く環境には色々な人がいます。職場に於いては上司もいれば部下もいます。取引先や家族に対しても誠実でなければならないと思います。

 

これは簡単な事ではありませんが、常に意識して行く事が大切だと思います。

 

 

2つ目は何事にも前向きに努力する事です。

 

合気道の稽古をして行くと、技を覚えていかなくてはなりません。日々の稽古では怪我をしないように集中力・注意力が必要になります。年間スケジュールには昇級・昇段審査があります。合格するにはその課題の技が出来なくてはなりません。上に行けば行く程、審査の技が難しくなります。今回もそうですが、合気道の技には体術や剣・杖技が無限にあります。その技を覚える為に必死で努力した時には個人稽古も行います。

 

先生と同じように真似てやっても相手を上手に崩したり落としたり技が出来ません。そして駄目なところを指摘され、学び、諦めずに何回も重ねて行くことにより、何とか形だけは出来るようになっていき、技を覚えて行く喜びが湧きます。また数種類の技を一つ一つ覚えて行くには頭も使います。非常に脳の活性化にも良いと思います。

 

その努力は職場に於いても同じであります。対人関係であり、新しいものへの創意・工夫、自分自身のスキルアップと、集中力・注意力が必要で数知れなくあります。

 

 

 最後に合気道の稽古を通して得たものの結論を言うと、社会や生活に通じて一体化しているという事です。

 

 

 これからも、諏訪先生のご指導のもと、道上の皆様と日々の稽古を通して、様々な苦境や困難があっても、乗り越えて行くよう邁進して行きます。

 

 

 合気道の稽古で必要な心・技・体の三角形がどちらかに偏ることなく、すべてが等しくなるよう心掛けて、精進してまいります。