弐段論文「合気道の稽古で取りえた事」
秋本幸成
日々の合気道の稽古を通じて、多くを学ぶことが出来た。
合気道の技や型の修得は、多くは「模倣」から始まるが、徐々に精度を上げて動きの意味や本質を理解していく中で同じ技に対する認識が常に上書きされ、自身の中に少しづつ蓄積されていく。そのように、試行錯誤し悩みながらも、一つの事柄を突き詰めて取り組み続けるということを通じ、心身の修練を図っていくことができたのではないかと思う。
日々の稽古の中で後進の方々に接する機会も増えたが、そのような場では改めて基本の重要さを実感する事が多かった。自らの稽古の幅が広がり、往々にして基本が疎かになり、根幹を見失うこともある中で、
自身で培ってきたものを改めて体系立て、技の共通点/差異点を整理し相手に分かりやすく伝えるという一連の行為が、自身の成長にも繋がるということを改めて学び、日々いままでの足跡を振り返りながら進んでいくことの大切さを学ぶことが出来た。
稽古を通じた得た、最も重要な点は、やはり礼節や感謝の気持ちであると感じている。
先生や諸先輩から教えを受け、同輩と切磋琢磨し、後進の方々と接する中で、多くの考えに感化され、啓蒙委され、学んできた。そのような環境の中で心身の鍛錬に励むことが出来るということに限りなく感謝し、自身が受けてきた指導の一端でもお返ししていけるよう、日々精進を続けたい。
合気道の日々の稽古に真摯に取り組む中で、精神性や道徳性も鍛錬されていくことを信じ、
自己の完成や「気・心・体の統一」に一歩でも近づいていけるよう、日々精進を続けたい。