合気道四段テーマ

初心者の指導法

諏訪道場 田中 勇

 

私が日々の稽古で初心者に対して心掛けている事は

 

一つは明るい雰囲気を作り、楽しく稽古を行って行く事です。緊張感を持ちながら、何でも聞ける雰囲気を作らないと、ただこちら側から説明だけをしていても上達はしません。私も初心者の頃、どうしてほしかったかを思い出しながら日々心掛けています。

 

二つ目は合気道の基本となる体捌きや受身の稽古をしっかり行うことであります。これは初心者に限らず上級者も大切なことであります。人に教える事は難しいですが、どう説明したら技が出来るようになるかと、考えるようにしています。私も全然出来なくてちょっとしたコツを教わり出来るようになったことがありました。そのきっかけを教えられるようにしたいと心掛けて行きたいと思います。

 

三つ目は怪我をさせないようにする事です。どんなに稽古が楽しくても怪我をしては台無しです。道場には学生や社会人と、また幅広い年齢層の方が来ており怪我をしてしまうと、生活に支障をきたします。当然相手の上達に合わせた稽古内容を心掛けなくてはなりません。私も以前手首を痛めて治るのに一月くらいかかった事がありました。稽古に限らず人に教える事によって自分も上達するものであると思います。

 

 

これからも諏訪先生の指導法をしっかりと守り また、初心者に丁寧に教え道場の皆さんと共に稽古に励み心身共に成長して参りたいと思います。